2016年2月2日火曜日

縁のある絵

ここに一枚の絵があります。
ベラスケス作 『女官たち(ラスメニーナス)』
小学生のころ、このお姫様をよくマンガ風に描いてました。
 
時は流れ、1999年。
当時騒がれていたノストラダムスの予言を口実に
死ぬまでに一度は行ってみたいと思っていたスペインへ。
 
そこで出会ったのがこの大きな大きな絵!
 
明るく活気ある美術館の中で、
私達の方が王女たちに鑑賞されているような気分でした。
本物に出会えてとってもうれしかった!!!
 
更に時は過ぎ、昨年夏。
AMULETさんからの依頼はこのお姫様のバッグ。
再びの『 ご縁 』です。
写真見づらくすみません…。
マルガリータ王女のショルダーバッグは
コロンと正方形のバケツ型。
ドレスのスカートはハリのあるモアレ地で、
バッグのフリルを兼ねてます。

上から見たところ

写真では正方形が分かるように、リボンをゆるく結んでます。
もちろん使用中は見えないようにギュッと結べますよ。
 
ドレスの飾りや髪飾りなどはリボンとチェコビーズで、
ゴブラン生地の花柄をそのまま立体的に毛糸刺繍しました。
 
こちらのゴブラン地、お気に入りなんです。
ワイルドフラワーやハーブが風にそよぐモチーフの
動きのあるデザインが王女に似合うかな、と思って。
 
現在は渋谷西武A館7階 くりくりシブヤ店でご覧いただけます。
 
王女に関しては同じ材料で、違うデザインのバッグも作成しました。
またいつかご紹介できれは。
ベラスケス『マルガリータ王女』
久々のブログでついつい長文…
読んでくださってありがとうございました。

2 件のコメント:

サブリナ さんのコメント...

すごく、優雅でかわいいです!
今にも動き出しそうです!
春のお出掛けに繰り出したくなりますね〜

MOOROOM さんのコメント...

サブリナさま
実際は夏のさなか、
優雅とは程遠い作成風景…。
そしてやや不細工につくるところがMOOROOM流?です。
サイコロ型なので容量も多めなのです。